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Printing Method of SilkScreen for a EffecterCase

■スクリーン製作

 

材料がそろったので、シルクスクリーン印刷のキモとも言えるスクリーン製作に入ります。

初めてなので試行錯誤しながら行くことになるでしょう。

 

○版下製作

 

まずスクリーンの版下を作っていきます。

あいかわらずパワポで作っていきます。

ちゃんとした人はイラレかなんかを使いましょう。

 

できた版下

<右クリックでダウンロード>

今回はエフェクターケースサイド部分に印刷をするので、サイド3面分をスクリーンの3辺に配置してみました。

どうなることやら…。

 

○感光乳剤作り

はじめての経験、感光スクリーンを作っていきます。

 

感光乳剤を作ります。

ここは感光乳剤のマニュアル通りにいきます。

まず感光剤をお湯で溶きます。

ビンの1/3までぬるま湯を入れて溶かします。

 

そして溶かした感光剤を乳剤に入れて撹拌します。

感光してはイカンと部屋を暗くしました。

写真ではよくわかりませんね。

 

これをスクリーンに塗布していきます。

 

■スクリーン1枚目

ええっと、結果から言うと惨敗。

作業に余裕がなく、写真がまったく取れませんでした。

結果的には版がぼろんぼろんになりました。

新品のスクリーンをドブにジャイロボールですわ。

どぼーん。

失敗の要因としては、

①スクリーンに感光乳剤を均一に塗布することができずムラムラ

②感光乳剤の乾ききっていない部分があった

③露光不足

ではないかと…

次いくぞ、次

 

■2枚目

1枚目は場当たり的にバタンバタンやって惨敗したので、2枚目は失敗を踏まえてイクぜ!

まずちゃんとした製版道具を作ります。

 

○道具準備

ウレタンスポンジシート10mm厚とカラー画用紙でスクリーン感光時のベースを作ります。

ちまちま削ってジャストサイズで枠にカポっとハマるように作りました。

 

続いて版下をOHPシートに印刷して、小一時間しっかりと乾かします。

濃く印刷できるように印刷品質を「きれい」の写真クォリティにしました。

乾いたら、枠に落ち着いてセットできるように10mmオーバーサイズでカットしておきます。

このOHPシートもプリンターに合ったものを使用しましょう。

レザーやらインクジェットやら顔料インクやら染料インクやら…

 

感光シートと版下を密着させる透明な板も準備しておきましょう。

今回は技研に転がっていた塩ビ板をカットして作りました。

 

感光乳剤を塗る前ですが、こんな感じのセットになりました。

なんかイケそうな気がしてきた。

今日の所長は昨日の所長とはひと味違うぜ!

気持ちだけは成功しています。

 

○乳剤塗布

続いて前回おもっくそ失敗した乳剤塗布にうつります。

えー、そのー、そもそも所長の乳剤塗布方法は、間違えていたようです。

なので今回は技術顧問を招聘しました。

ふーさんです。

 

デザイン学校時代に授業でシルクスクリーン印刷をやったコトがあるっつー経験者です。

とても心強い技術顧問です。

あらかじめやり方をご教授いただきました。

これまた専門家じゃないっつートコロが孤高のド素人ROD技研クォリティでイイでしょ?

イクぜ!

 

技術顧問の言うコトにゃ、バゲットっつー道具で塗布しないといけないそうです。

なんつーか金属製のバットみたいなやつ。

1回目はスキィージでヘコヘコ塗り伸ばしてました…

バゲットじゃないとダメだ!と怒られました、大人なのに…

スクリーンとサイズがちょうどいいこいつをバゲットとして使用します。

お魚トレーです。

塩ジャケが入っていました。

カンバックサーモンッ!

 

そういえば学生の頃、多摩川で釣りをしていたら鮭が釣れたコトがありました。

おおぅ…多摩川でシャケ?どうすっか?喰うか?

つってバーベキューセットで焼いて喰いちらかしちゃいました。

ほいで、家に帰ったらTVで「多摩川に鮭還る」っつーニュースをやっていて、友人と「やベーんじゃねえか?」「返しにいこうぜ」「もう食っちゃったじゃん」「とにかく返そう」「何返すんだよ?ウンコ?」「とにかくなにか返そう」「意味ねーよ」「とにかく…魚屋で筋子でも買って…」「落ち着け落ち着け」なんつーコトがありました。

所長の頭の中で赤フンの良純に追いかけられる画がぐるんぐるんリフレインしてました。

全く関係ないですね。

 

バゲットに乳剤を入れて、下から45°の角度でスイーっと流し塗ります。

こっから暗所での作業になりますので、写真はしばらくなしです。

感光乳剤のトリセツの絵でお楽しみください。

技術顧問のやり方では、まず下から1回塗って、さらに上下ひっくり返して、また下から塗ります。

1mmぐらいの厚さになるように塗ります。

続いて乾燥に入ります。

 

…で、

今回は1回目の失敗を踏まえ、準備を万全に進めてきましたが、ちゃんと乾燥させるために「乾かし台」を作りました。

その「乾かし台」に縦に置いたのですが…

 

スクリーンに塗った乳剤が重力に負けて下にダラーっとダレました。

結局、乾燥過程でムラになり2回目も失敗

もうね、ほら、子どもの泥遊びみたいになってますよ…

なんだこれ…

 

…3回目はちゃんと技術顧問に研究所に来てもらおう。

このままでは上手くいく予感すらしない。

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