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エフェクターケースのラベル

How to make a Effecter Rabel

■プロローグ

 

やはりエフェクターを作りはじめると、「オリジナルデザインのエフェクターを作りたい」と思うのがフツーだと思う。

 

所長も全く同じ道を辿り、今ここに立っている。

いま所長は「全面クリアラベル方式」でオリジナルデザインにしている。

 

全くもってフツーのやり方だが、後進のためにもHow toを記しておこうと思う。

俺の屍を乗り越えてゆけ。

 

■準備するモノ

インクジェット用透明ラベルシール:エーワン(A-one) ラベルシール[インクジェット] 光沢フィルム・透明 A4 1面 ノーカット 210×297mm 10シート 28791

透明カバーフィルム:エーワン(A-one) UVカット透明カバーフィルム A4判 ノーカット 297×210mm 6シート 35041

インクジェットプリンター

なんか画像がイジれるソフト

カッター

 

■版下の作製

まずデザインの絵柄を作ります。

Adobe Illustratorがいいんじゃないでしょうか?

この手のデザインの話になるとみんなイラレを使ってますね。

ロゴなどはベクトルデータで作った方がイイからでしょう。

境界線がピリッとしたキレイな仕上がりになります。

駄菓子菓子!

ROD技研のPCにはイラレが入ってません。

仕事で使うわけでもないので入れる予定もない。

フリーソフトかなんかを使うのも手ですが、そんな時、所長はいつもパワポを使います。

そう、Microsoft officeのPowerPointです。

超文系&非クリエイティブ職の所長は、普段から仕事で提案書や企画書・プレゼン資料を作るのに使っているパワポで大抵のモノを作ってしまいます。

エフェクターのデザインぐらいならパワポで十分ですよ。

文系仕事のあなたにはオススメです。

まぁパワポ慣れてない方は、フツーにフリーソフトかなんかを試した方が無難ですね。

 

参考までにHammond1590B様のテンプレートです

<右クリックでDownLoad>

版下が出来たら次はプリントです。

 

■プリント

作った版下を印刷していきます。

大体の家庭にあるインクジェットプリンターでイキます。

ROD技研のエフェクターは鏡面仕上げか単色塗装なので、下地がシースルーになる様に透明のラベルシールを使います。

ROD技研のインクジェットプリンターはEPSONのなので、染料インク用のラベルシールを使います。

Cannonを使っている方は顔料インク対応の透明ラベルシールを使った方がイイでしょう。

え?君のはブラザー?これまたマニアックだなぁ…自分で調べてくれたまえ。

 

全面クリアステッカー方式の注意点

・透明ラベルシールを使う場合、白が出ないので版下のデザインに気をつけましょう。

・濃い色の下地の上に薄い色を乗せるとほとんど見えないので色の選択は気をつけましょう。

・下地が鏡面や淡い色でも青・緑はちょっと発色が悪いので気をつけましょう。

・プリント品質は「きれい」になってないと薄いので気をつけましょう。

・知らない人に声をかけられてもついていかない様に気をつけましょう。

 

プリントアウト後は30分〜1時間ぐらいインクを乾かす時間を取りましょう。

あんま急ぐとロクなことがありません。

この後の作業でザッとプリントがかすれます。

 

透明カバーフィルム貼り

インクが十分に乾いたら、保護ステッカーとして透明カバーフィルムを貼っていきましょう。

所長ははじめのころ、プリンターで印刷したものをダイレクトにエフェクターケースに貼っていました。

これだとエフェクターをなんかのクリーナーで拭くとダーって印刷が擦れちゃうだよね。

なので最近は保護ステッカーを貼るようにしています。

 

まず刷り上がったラベルシートを3~5mm程度大きめにカットします。

そしたら透明カバーフィルムを台紙から半分ぐらい剥して、

保護クリアシートと台紙の間にプリントしたラベルシートを挟み込みます。

この時にホコリが入り込むと、ラベルシールと透明カバーフィルムの間に気泡ができます。

この気泡をつくらないか?いかに少なくできるか?にクリアラベルのクォリティがかかっています。

作業台の上を事前に水ぶきしたり、お風呂場で全裸で作業したり、気泡の神様に生き血を捧げたり、いろいろ工夫してみてください。

所長はホコリが全く入らないっつーのはあきらめました。

自分の納得できるレベルを探りましょう。

 

透明カバーフィルムを貼ったら、クリアラベルをジャストサイズにカットしていきます。

コレで全面クリアラベルは完成です。

■エフェクターケースへのラベル貼り

このレベルをエフェクターケースに貼っていきます。

ラベルの台紙を5mm程度カットしておいて、位置合わせをします。

位置が決まったら、この5mm部分を貼りつけて、丁寧に貼りつけていきます。

トップ部分のクリアラベルは小さめサイズで作ってあるのでそのままでOK

サイド部分は0.数mmオーバーサイズに作ってあるので、カッターで端の処理をします。

カッターの刃をケースの角に45度で当てて、スーっと削ぐように切ります。

 

ケースに穴がある場合には、こちらもカッターでクルっとカットしましょう。

■か、完成だ…

これで完成です。

自分のデザインしたエフェクターケースができ上がるのは感無量だと思います。

べろべろ舐めまわしたくなる気持ちもよくわかります。

いっそ舐めちゃってください。

もしあなたがすんごいセクシーなおネェさんだったとしたら、すぐ所長までご連絡ください。

一緒に舐めてさしあげます(…すんません、こればっかりはしょうがないんです)。

■エピローグ

いかがでしょうか?

納得の仕上がりでしょうか?

 

いま所長はこの「全面クリアラベル方式」でイってますが、なんか他にもクールな方法はないかいつも考えています。

まぁ来年ぐらいには、特別な設備が必要なくて、あんまりお金がかからなくて、素人でも小ロットでイケるなんか他の方法を開発していると思うので、楽しみに待っていてくれぃ。

俺はここだぜ一足お先、光の速さで明日へダッシュだ!(だいたいいつも周回遅れなんだけどね)

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